



今回の解説をしているBeken(beken77116525)といいます。
現在ドラッグストアで「店長」と「管理薬剤師」を兼任している現役薬剤師です。
現場経験も30年以上で登録販売者に関しては設立から見てきましたのでリアルな話ができると思います。

具体的な手順をシンプルにまとめるとこの流れです。
- ドラッグストアでパート・バイトとして働き始める
- 登録販売者の通信講座に登録して勉強を始める
- 正規の登録販売者として勤務する


- 働き始める勉強を始める時期が先延ばしになりやすい
- 実務経験0の登録販売者はかえって採用されにくい
- 接客のできない登録販売者は雑用に回されやすい


だから既に社会人やっている人が「登録販売者」の資格を取得しても実務経験0で採用される確率は低くなります。
その点でパートとしてスタートできる「あなた」は有利です。
専業主婦に登録販売者の資格を取得が向いている

お子さんがある程度成長してくると学費や将来の不安。
ちょっぴり自身のおしゃれや知人との交流のため。
「資格を取って働こうかな」と考えているなら「登録販売者」おすすめです。
なぜなら「登録販売者」を資格取得をしただけでは社員として需要が低いからです。
企業が必要としているのは実務経験を積んだ即戦力。
だから「実務経験0」の「登録販売者」が社員で採用されるハードルは高くなります。
現状のルールでは他業種から社員としての参入障壁が高く就職先も少なめです。
対してパート勤務が希望の「あなた」なら勉強しながら実務経験を積むことが可能ですよね。
資格取得に有利な情報・環境を手に入れるチャンスを得られます。
こんな理由から資格を取得して働きたい主婦に「登録販売者」はおすすめです。
ただし子育てが落ちつたからと言って家事から解放されません。
主婦の「あなた」には時間が足りません。
最短で目的を果たすためのコツは効率重視です。
詳しく解説していくますので参考にしてください。
実務経験を積む

有資格者のもとで働く
現在無資格であっても有資格者のもとで働いていれば実務経験にカウントされます。
勤務先を決める時は薬剤師もしくは正規の登録販売者のもとで勤務する視点が大切です。
一般的にはドラッグストアがおすすめになります。
もし他の業種で働く際には勤務先はもちろん会社全体の有資格者数を必ず確認してください。
実際の商品を見たり接客を聞いたりすることは勉強する上でも大切です。
参考書で名前だけで知っているのとは明らかに差がでます。
面接時から「登録販売者」の意思を明確に
- 「登録販売者」の資格取得を目指しています
- 接客を勉強したいので化粧品・健康食品の勉強をさせて欲しいです
面接の時点から意思を明確にしておくことが大切です。
アピールしておくことで勉強から逃げられない決心ができる点は大きいです。
場合によってはレジ・品出し・清掃の比率が下がるかもしれません。
いつも不思議に感じますが雑用が嫌だと言う人ほど雑用を好みます。
「目立ちなくない」「責任を押し付けられたくない」
こんな無意識な反応かも知れません。
「登録販売者」になれば責任のある仕事をします。
好んで責任のある仕事を選ぶのが成長のコツです。
登録販売者の勉強を始める

登録販売者として働くことを前提です。
当然ですが合格目指して取り組みましょう。
未知のチャレンジです。
仕事と勉強を両立するのだから負担は少なくありません。
しかし「登録販売者」の試験は1年に1度です。
真面目なあなたはこんなこと考えていませんか?
- 勉強するときは真剣に机に向かってやらなきゃいけない
- 人の手を借りず自力で頑張らないといけない
成功の秘訣は「徹底した効率化」ですよ。
例えばこんなことに罪悪感を持つ必要はありません。
いやむしろ積極的に取り入れてくださいね。
- まとまった時間が取れなくてもできる「ながら勉強を取り入れる」
- 外部の力を借りるのは卑怯じゃない「通信講座やセミナーは積極的に利用する」
外部の力を借りることは決して反則ではありません。
勉強を始めるにあたっては通信講座への申し込みがおすすめです。
必要な教材・カリキュラムが用意されて入りので安心して始める環境が手に入ります。
料金も正規の登録販売者として勤務すればすぐに回収できる程度の金額です。
とはいえ「人は損をしたくない生き物」なので僅かな自己投資でもやる気は倍増するから試してみる価値がありますよ。
ひょっとしたら「YouTubeでの勉強」になじみがないですか?
最近のYouTubeはエンタメだけじゃないですよ。
おすすめのYouTubeについても解説していますので参考にしてください。
登録販売者として勤務する
「登録販売者」試験の合格発表後合格者には「合格通知書」が郵送されてきます。
「登録販売者」として働くためには「販売従事者登録の申請」が必要です。
- 販売従事者登録申請書
- 合格通知書(証明書)の原本
- 戸籍謄本・戸籍抄本または戸籍記載事項証明書
- 医師の診断書
- 雇用関係を示す書類
- 登録手数料
大切なことは「販売従事登録」は勤務先が決まっていなければ申請できない点です。
登録販売者の試験勉強を始める時点で働き始めるメリット。
- 既に働いていれば申請手続きがスムーズ
- 直近5年以内に勤務した時間は実務経験に加算される
「登録販売者」の資格は実務経験とセットで「管理者要件」を満たし1人で医薬品の販売が可能です。
例えば従事者登録申請の時点で直近5年の実務経験の累計が1,920時間を超えていれば「管理者要件」を満たします。
仮に実務経験を満たしていなくても直近に勤務していた時間は実務経験ので要件を満たすまでの時間が短縮可能です。
登録販売者→管理者要件→社員
- 子供の成長と共に自由な時間が増える
- 子供の進路が明確になり始め具体的に必要な学費が見えてくる
こんな理由から資格を活かして社員として働きたいと考える方もいるでしょう。
登録販売者試験に合格して実務経験を満たせばいよいよ登録販売者として独り立ちできます。
ここで重要になってくるのが「どのような実務経験を積んできたか」です。
実務経験を満たし正規の登録販売者となれば「登録販売者」資格の価値は上がります。
ただし真価が問われるのは実務経験の内容です。
存在していただけの人と研鑽を続けてきた人とでは明らかな差が生まれます。
現場経験のあるものから見れば一目瞭然です。
頼られる「登録販売者」であることはやりがいとなりメンタルの維持の面からも重要です。
いずれにしても「楽して稼ごう」の発想で「登録販売者」の資格は活かせません。
社員を目指す時のもう1つのコツは登録販売者専門の転職エージェントを利用することです。
今まで働いているところで社員になる選択肢がありますがおすすめではありません。
社員への登用試験が別途あり年に数回しかチャンスがないことも多いからです。
社員を目指す際に「登録販売者専門の転職エージェント」の利用は必須です。
タイミングが良ければ登録販売者としてスタートしやすい環境や自給UPが期待できる可能性もありますよ。
最後にもう1つアドバイスですが就職先が決定するまでは現在の仕事をやめないようにしましょう。
エリアやタイミングによって求人数も変化しますからね。
「無資格」主婦にこそ登録販売者|「実務経験0」からの完全ロードマップ!のまとめ
主婦が資格取得して新規に働くことは大変です。
しかし大多数の資格で主婦であることが有利に働くことはありません。
その中で現状のルールを理解していれば有利に進めやすい資格が「登録販売者」です。
今回は現場からの視点で主婦が有利に進めることに着目して解説しましたのでぜひ参考にしてください。