2021年度登録販売者試験 合格率|全国平均49.0%前年対比1割増!

[st-kaiwa2]登録販売者試験の合格率ってどれくらいです?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1 r]2021年実施された登録販売者試験の合格率は49.0%でした。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa2]2人に1人程度が合格するイメージですね?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1 r] 数字だけ見るとそうなりますが現実はもう少し複雑ですよ。[/st-kaiwa1]

[st-kaiwa3]こんにちは!
今回の解説をしているBekenべけん(beken77116525)といいます。
現在ドラッグストアで「店長」と「管理薬剤師」を兼任している現役薬剤師です。
現場経験も30年以上で登録販売者に関しては設立から見てきましたのでリアルな話ができると思います。[/st-kaiwa3]

2021年登録販売者試験合格率の全国平均49.0%です。
2020年度と比較すると1割程度高い結果でした。

ところが登録販売者試験は合格基準こそ統一されていますがエリアごとに問題や日程が異なるから注意が必要です。

例えば2021年の結果で合格率が一番高かったのが山口県の68.8%でした。
一方で合格率が一番低かったのが秋田県で32.5%です。

これだけ見ると「山口県は優秀で秋田県のレベルは低めかな」のように見えます。

ところがエリア全体で比較するとアレアレ〜。

北海道・東北エリアと四国エリアの登録販売者合格率比較
北海道・東北エリアと四国エリア合格率比較

山口県は中国エリアに属しています。
同じエリアの合格率を見てみると鳥取県60.4%島根県57.4%岡山県64.9%広島県66.7%山口県68.8%と軒並み高い傾向です。
平均で63.6%で全国平均プラス14.6%の上振れです。

秋田県が属している北海道・東北エリアはどうでしょうか?
北海道42.4%青森県39.4%岩手県41.3%宮城県43.4%山形県38.5%福島県35.4%と軒並み低い傾向が見られます。
平均は39.0%で約10%の下振れでした。

冷やかし受験者減少が予想できる中合格率が上がったとは言え2〜3人に1人は不合格となります。
そもそも年に1度きりの試験ですので油断大敵ですね。

ご自身が受験するエリアの情報収集をお語らないように注意して試験に臨みましょう。

目次

北海道・東北エリア

北海道 青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島県

都道府県2021年合格率2020年合格率
北海道42.4%47.4%
青森県39.4%43.1%
岩手県41.3%50.1%
秋田県32.7%39.1%
宮城県43.4%44.2%
山形県38.5%44.4%
福島県35.4%34.1%

北関東・甲信越エリア

茨城県 栃木県 群馬県 新潟県 山梨県 長野県

都道府県2021年合格率2020年合格率
茨城県47.8%44.0%
栃木県42.8%43.1%
群馬県50.9%46.6%
新潟県46.2%37.6%
山梨県44.5%32.1%
長野県46.1%31.8%

南関東エリア

東京都 埼玉県 千葉県 神奈川県

都道府県2021年合格率2020年合格率
東京都43.2%33.0%
埼玉県40.8%30.1%
千葉県41.4%34.4%
神奈川県48.8%38.7%

東海・北陸エリア

富山県 石川県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県

都道府県2021年合格率2020年合格率
富山県53.3%43.5%
石川県51.9%43.1%
岐阜県53.0%46.2%
静岡県57.0%50.4%
愛知県59.1%56.0%
三重県52.2%53.1%

福井エリア

福井県

都道府県2021年合格率2020年合格率
福井県48.8%34.8%

奈良エリア

奈良県

都道府県2021年合格率2020年合格率
奈良県48.9%35.5%

関西広域連合

関西広域連合エリア全体としての合格率が発表されており都道府県ごとの詳細にはエリア全体の合格率を記入しています。

大阪府 滋賀県 京都府 兵庫県 和歌山県 徳島県

都道府県2021年合格率2020年合格率
大阪府56.3%39.7%
滋賀県56.3%39.7%
京都府56.3%39.7%
兵庫県56.3%39.7%
和歌山県56.3%39.7%
徳島県56.3%39.7%

中国エリア

鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県

都道府県2021年合格率2020年合格率
鳥取県60.4%38.5%
島根県57.4%50.0%
岡山県64.9%49.4%
広島県66.7%58.1%
山口県68.8%54.0%

四国エリア

香川県 愛媛県 高知県

都道府県2021年合格率2020年合格率
香川県63.6%50.6%
愛媛県64.6%48.2%
高知県53.4%39.7%

九州・沖縄エリア

福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県

都道府県2021年合格率2020年合格率
福岡県48.6%43.5%
佐賀県39.4%39.7%
長崎県44.0%41.8%
熊本県43.9%43.2%
大分県46.2%46.8%
宮崎県42.9%35.3%
鹿児島県35.1%36.5%
沖縄県36.9%35.9%

まとめ

2021年度「登録販売者試験」の合格率は前年対比で一割程度高い結果となりました。

ただし

・複数エリアでの受験が難しいこと
・登録販売者試験は年に1度の試験であること
・合格率などの情報は全体でなくエリアで見ること

2020年と比較して高い合格率とはいえ2〜3人に1は不合格となっています。
決して油断することなく取り組んでいきましょう!

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この記事を書いた人

現場経験30年以上|ドラッグストア|現役管理薬剤師|現役店長|転職3回ベンチャー企業から上場企業経験有|3社で店長経験|「登録販売者資格」は開設時から現場で見ています。その経験に基づいて、主婦に「登録販売者」がおすすめな理由。「無資格」「実務経験0」から始めるロードマップをやさしく教えます。

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